1987-05-25 第108回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
自然保養林が国民の間で利用され、活用され、幅広い入山者がふえてきた場合に、もしそういう子供がさくがなくて大変なけがをした、あるいは墜落したというときに、今の世の中の風潮として、それに対する損害賠償であるとかあるいは責任追及という点も逆に起こってこないのかなという感じも私はしました。そういう点等もいろいろあるわけでございますが、きょうはそれに対するいろいろのことは申し上げません。
自然保養林が国民の間で利用され、活用され、幅広い入山者がふえてきた場合に、もしそういう子供がさくがなくて大変なけがをした、あるいは墜落したというときに、今の世の中の風潮として、それに対する損害賠償であるとかあるいは責任追及という点も逆に起こってこないのかなという感じも私はしました。そういう点等もいろいろあるわけでございますが、きょうはそれに対するいろいろのことは申し上げません。
それからもう一つ見ましたのは、この神楽営林署というのは人口三十五万の旭川市の外側をずっと取り巻いている国有林の管理に当たっているわけで、したがって、保健林、保養林というのが二万六千三百ヘクタールも占めているわけです。景勝地の神居古淵というところにハイキングコースが昭和四十六年に約十一キロできた。
今度地方公共団体が、健康保養林ということで県が買う場合には補助を出すといって、一億七千万余りの予算を組んだ。けれども、ほんとうに日本の山を守っていこうとすれば、そういう一ヘクタール十万円ぐらいで買うという考え方ではやらないということですよ。買わないという主義ですよ。買い取ることができない。長官、どうですか、その点については。
木材の生産または国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全また国民の健康保養林等の活用等々、こういうことを考えたときには、国有林、民有林全体を含めて、だれが所有権者であろうと、やはり日本の山は一つの民族の財産として位置づけをすべきではなかろうか。
○政府委員(柴田栄君) 二十七年度林業関係の公共事業補正予算の概要を御説明申上げますが、一つには、特殊土壌地帯の治山事業に必要な経費でございまして、要求額は一億八十六百万円でございまするが、その内容は、特殊土壌地帯におきまする民有林の荒廃林地並びに荒廃移行地が五万八千町歩、水源林、水源の保養林の要造林地六千町歩、防風林を必要といたしまする地帯の八百町歩がございまして、特殊土壌地帯の災害防除及び振興臨時措置法